ケパニは囁く“Let it free”素肌を解き放つスウェット

ヴィンテージとリサイクルの先駆けとして人気の高いラフィ糸。大阪の老舗繊維工場で作られています。
サスティナブルな知恵から生まれたラフィー糸は、超長綿のトルファンと短い繊維を多く含むギザアメリカの落ち綿を合わせて出来上がります。
本来ならば廃棄されるはずの落ち綿ですが、職人の技と知恵から新たに生まれた日本繊維の逸品です。
二つの綿を合わせることで、ケパニの特徴でもある柔らかな表情と独特な風合いを表現することができました。
大阪で生まれたラフィ糸は、のどかな田園風景と交わるメリヤスの産地、和歌山にて加工されます。
７２本の糸玉から一本一本の糸を紡ぎ、コンマ単位でシンカー編み機の糸を調整することで、吊り編みに近い風合いを作ることができます。ゆったりと且つ、精密に編み込まれたスウェット生地は、柔軟性と伸縮性に富んでいて、それでなお形崩れしにくいのが大きな特徴です。
仕上がった生地は職人が一つ一つ丁寧にチェックし、次の加工場へと送ります。

和歌山で生まれたスウェット生地は、いよいよ裏起毛の加工工場へと旅します。
起毛加工工場では、肌に触れる生地の内側に裏起毛加工を施します。職人による特殊な加工技術によって、綿本来の柔らかさを最大限に活かした裏起毛は、素肌に優しく寄り添うような感覚を実現しました。
起毛による優れた保湿効果と抜群の肌馴染みは、従来のスウェットのイメージを根底から覆す着心地となっています。